共同水路測量ニュース その1 測量業務開始

第二次マラッカ・シンガポール海峡共同水路測量の開始

 第二次マラッカ・シンガポール海峡(SOMS)共同水路測量が、沿岸国(インドネシア、マレーシア及びシンガポール)及びマラッカ海峡協議会によって、本日公式に開始となった。本事業は、2017年10月にマレーシアのコタキナバルにて開催された、第10回協力フォーラムにおける第二次測量の基本合意書(MOU)署名に基づくものである。
 第二次水路測量は、マラッカ海峡のワンファザムバンクからシンガポール海峡東入口のホースバーグ灯台間の、分離通航方式(TSS)内の水深30メートルより浅い水域をカバーするものである。これはSOMS内TSSエリアの五つの重要水域を測量した第一次水路測量からの延長業務である。
 第一次共同水路測量は2016年に完了した。第二次水路測量は日・アセアン統合基金(JAIF)によって資金拠出されており、2020年完了予定である。

(共同水路測量開始記念写真。シンガポール港湾局(MPA),在シンガポール日本大使館、国土交通省海事局外航課、朝日航洋株式会社、マラッカ海峡協議会が立会い。)

2018年03月05日