マラッカ・シンガポール海峡とは

マラッカ・シンガポール海峡は「マラッカ海峡」と「シンガポール海峡」の2つの海峡で構成されています。それぞれの海峡の長さ、幅はつぎのとおりです。

  マラッカ海峡:   長さ:約970㎞ 幅:西口 396㎞ 東口 20㎞

  シンガポール海峡: 長さ:約90㎞ 幅:西口  20㎞ 東口 35.7㎞

マラッカ・シンガポール海峡は、年間12万隻以上の船舶が通航する世界で最も混雑している海峡の1つです。  マラッカ・シンガポール海峡には、「分離通航帯」(Trafic Separation Scheme:TSS)が設けられています。これは、道路の通行帯と同じ仕組みですが、海の場合は右側通行となっています。一定以上の大きさの船舶は指定された通航帯内を航行しなければなりません。

マラッカ・シンガポール海峡には、航行安全のための目印となる灯台、ブイ等(これを「航行援助施設」といいます。)がいくつかあり、このうち重要なものは全部で51か所あります。当協議会は、日本財団等の協力を得てこのうち30基を沿岸国に寄贈しました。