資金協力事業
1 マラッカ・シンガポール海峡航行援助施設基金への資金拠出関係業務
当協議会は、航行援助施設基金に、2009年から2013年までは各年度50万米ドルを、2014年は30万米ドルの拠出を行いましたが、2015年以降は基金残高実績等を総合的に勘案して10万米ドルの拠出を行いました。拠出金は、日本船主協会、石油連盟、エネルギー関連団体等からのご協力によるものです。
2 マラッカ・シンガポール海峡航行援助施設基金委員会関係業務
基金委員会の正式メンバーである当協議会は、年2回開催される本委員会に出席し、基金の使途に関わるマラッカ・シンガポール海峡における沿岸3か国の航行援助施設の維持管理・更新計画と予算計画の承認、同事業報告と決算報告の承認、会計監査報告及び業務監査報告の確認、その他マラッカ・シンガポール海峡における航行援助施設の更新・維持管理業務が円滑に実施されるよう意見の具申・交換等を行っています。
3 マラッカ・シンガポール海峡航行援助施設基金委員会から受託した航行援助施設維持管理業務に関する監査業務
当協議会は、長年にわたるマラッカ・シンガポール海峡における航行援助施設の維持管理業務に関する経験と能力を評価され、基金委員会より航行援助施設の維持管理に関する業務監査機関として指定されています。
沿岸国が基金の資金を利用して行う航行援助施設維持管理業務に年4回当協議会職員を派遣して実際の現場での維持管理作業の立ち会い確認を行い、その履行状況と改善点、意見等を業務監査報告書として纏め、毎年4月と10月に開催される基金委員会に提出しています。